タクシー日記
明日から新年度---近況について
明日から新年度---近況について
いつもタクシーをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
例年ですと、本日3月31日は「ミニ大晦日」のような様相ですが、
先般のコロナショックにより大幅な需要減となっております。
その実態を肌で感じるためにも掲載写真のとおり、3月30日午後新大阪駅
にて清掃活動をしながら、待機プールで長蛇の列となっている乗務員さん
と世間話をしてきました。「2時間待ちやで」(やや誇張して)と嘆く人
もいましたが、タクシー乗場の流れを見るといつもの倍くらいの時間並んで
いるだろうと容易に想像できます。
3月24日(火)も同様の取り組みをしましたが、本日の方が閑散としてました。
タクシーという移動手段は「手の届くところに他人がいない」ことと、利用者
自由に窓を開けて換気できることから交通機関としては感染度合いが低いこと
を注目してほしいというのが私の本音ですが、こればかりは万全を期しても
何が起こるか分かりません。
当社としては、コロナ問題初期の頃から乗務員の健康チェック強化や手洗いの
徹底、オゾン消毒機・除菌水による車内清浄等に取り組んでいるところで
あります。同時に、給料減となっている乗務員等に対するメンタルケアなど
人事管理を主とする業務の難しさに直面しております。
「人生には3つの坂がある、どんな坂でしょう?」
とひと昔前に言っていたことを思い出します。タクシー業界は売上で見れば
長い下り「坂」で、これから登り「坂」というときでしたが「まさか」により
見通しが立たない状況といっても過言ではありません。こういう不安定化する
状況であればこそ、安定した経営のうえに安定した雇用、安定安心した雇用の
うえに安心安全、良質なサービスが提供されることを心に深く刻んで新年度に
望む所存でございます。